2012年 10月 12日
あなたとあなた 河野裕子 |
手をのべてあなたとあなたに触れたきに息が足りないこの世の息が
2年前の8月に64歳で亡くなられた歌人の河野裕子さんの
病床で口述筆記された最後の短歌です。
病が進んで寝たきりになった時、紙が近くにないと、
薬袋やティッシュの箱などに書きつづり、
書く力がなくなるとベッドのそばにいた人が
口から洩れる言葉を書きとめたそうです。
そうやって何首か書き留めて
この歌を最後に意識がなくなっていかれました。
この時、ベッドのそばにいたのはご主人と娘さんでした。
「手をのべてあなたとあなたに」という「あなた」は
御主人と娘さんだろうと思っていました。
一番近くにいたおふたりに残したメッセージだと私は解釈していました。
ある日、別の読み方をしている文章を見ました。
手をのべて「あなた」とあなたに触れたきに と
「あなた」と呼びかけてあなたに触れたい
つまり、御主人一人に呼びかけている歌だという解釈でした。
なるほどなと思いました。
石英は別の解釈をしました。
初めの「あなた」はそばにいる人で
次の「あなた」はその場にいない不特定多数のあなた。
今までかかわってきた友人、仲間、
短歌を投稿してくれた人たち、多数の短歌の読者たち・・・・。
多くの人たちに別れを告げているのだと言います。
そう思ってこの歌を味わうと読む人全員が
自分に対するメッセージに受け取れます。
そうかもしれません。
2年前の8月に64歳で亡くなられた歌人の河野裕子さんの
病床で口述筆記された最後の短歌です。
病が進んで寝たきりになった時、紙が近くにないと、
薬袋やティッシュの箱などに書きつづり、
書く力がなくなるとベッドのそばにいた人が
口から洩れる言葉を書きとめたそうです。
そうやって何首か書き留めて
この歌を最後に意識がなくなっていかれました。
この時、ベッドのそばにいたのはご主人と娘さんでした。
「手をのべてあなたとあなたに」という「あなた」は
御主人と娘さんだろうと思っていました。
一番近くにいたおふたりに残したメッセージだと私は解釈していました。
ある日、別の読み方をしている文章を見ました。
手をのべて「あなた」とあなたに触れたきに と
「あなた」と呼びかけてあなたに触れたい
つまり、御主人一人に呼びかけている歌だという解釈でした。
なるほどなと思いました。
石英は別の解釈をしました。
初めの「あなた」はそばにいる人で
次の「あなた」はその場にいない不特定多数のあなた。
今までかかわってきた友人、仲間、
短歌を投稿してくれた人たち、多数の短歌の読者たち・・・・。
多くの人たちに別れを告げているのだと言います。
(新聞に投稿した短歌について選者の河野さんから
直接電話をもらったからかも知れませんが)
自分に対するメッセージに受け取れます。
そうかもしれません。
by seiunnji
| 2012-10-12 21:49
| その他
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